臨床倫理eラーニング:Web版!

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《eラーニング「臨床倫理ベーシックコース」Web版》公開にあたって

臨床倫理eラーニングへの取り組みとWeb版作成まで
 一般社団法人臨床倫理研究所が2025年3月に発足したことによってできるようになった事業として、eラーニングがあります。これまで科学研究費補助金を使った研究開発の成果を社会に(ことに臨床現場に)還元するために本サイト上で冊子やオンライン雑誌や個々の説明文を発表してきました。動画もアップしてきましたが、視聴者はその名の通り「視聴する」だけで、その結果医療・ケアの実践に役立つ知が身についたかどうかを確認するワークをしていただくことはできないでいました。
 そこで、この度立ち上げた当法人「臨床倫理研究所」は、当初SATT株式会社が提供する本格的学修管理システム《学び~と》を利用して、eラーニングのあり方を吸収しながら臨床倫理プロジェクトが開発してきた臨床倫理の学修プロセスを双方向のeラーニング化して医療・ケア従事者の皆さまに公開するに至りました。これは利用している学修管理システムがしっかりしているため、当方の足りないところが支えられて、臨床倫理の入門編のeラーニング化の骨子を確定できたと考えております。すなわち、臨床倫理の基礎を2科目計10項程度のモジュールに分け、それぞれのモジュールを《動画を視聴-ワークで確認》という流れで学修するという構成の「臨床倫理ベーシックコース」です。
 ただ、利用している学修管理システムは企業の社内研修にはよいのですが、本法人が継続的に利用するには経済的に無理があると分ってきました。そこで、個人研修にも、医療・ケア系の法人(医療機関等)の職員研修にも使える、汎用性のあるものを独自に開発することを志し、ウェブサイトを作成する際に用いられているhtml言語を使って上述の「臨床倫理ベーシックコース」を編集し、出来上がったのがここにご案内します eラーニング「臨床倫理ベーシックコース」Web版です。これをDVDディスクに収めて同コースのツールとして提供いたします。「Web版」と呼んでおりますが、ウェブサイトにアップしているわけではなく、ウェブブラウザ(Google,マイクロソフト エッジ、FireFox 等)を使って閲覧することを指しています。
 eラーニング専門のサイトにログインして学修する場合、修了した後は通常動画もワークも参照できなくなりますが、本Web版の場合いつまでもディスクがお手元に残ります。これは利点の一つではないでしょうか。
 ご関心のある方、この際研修してみようお考えの方、どうぞご参加ください。お待ちしております。
 なお、研究成果の社会還元ですので、動画等の作成は研究費で行っていますが、一般公開して皆さまに受講していただく際にかかる実費は有料になります。



Web版トップ


動画人生と生活

医療・ケア系法人の職員研修にも使えます
 医療法人等におかれましても、内部ネットワークにこれをアップするだけで職員研修に使うことができます(当法人とのライセンス契約が必要です)。法人のご事情や予算に合わせて、本「臨床倫理ベーシックコース」をアレンジして提供することもできます。また、当方では、今回公開する「ベーシックコース」を修了した方のための「インターミディエートコース」を順次公開予定ですので、複数年次に亙る倫理研修にも対応できます。ご法人としての利用をご検討の場合は 〔法人の倫理研修を支援するプログラム〕 をぜひご参照ください。
職員研修で「臨床倫理ベーシックコース」を部分的に使った研修を受けた職員の皆さまが「臨床倫理ベーシックコース」の使わなかった部分も学修なさりたい場合の「臨床倫理ベーシック特別コース」を開設しましたが、今年度で終了いたします。今後は所属のご法人が「臨床倫理ベーシックコース」Web版を継続的に採用してくださり、職員研修として課さなかった部分も職員が自由に研修できるようにしていただけるようお勧めする予定です。

 以下、eラーニング「臨床倫理ベーシックコース」の内容のご案内と、申し込み要項を掲載いたします。


Web版ワーク

eラーニング「臨床倫理ベーシックコース」内容のご案内
 本コースは臨床倫理の基本を学修するものです。「社会の倫理と臨床の倫理」および「臨床倫理 事例検討の進め方」の2科目からなっています。 それぞれいくつかのモジュールから成っていて、各モジュールでは、動画を視聴した上で、学修したことを確認するためのワーク(5~10分見当)をしていだだき、次のモジュールに進むようになっています。

科目1:社会の倫理と臨床の倫理
ここでは臨床倫理の考え方の基本を学修します。 次の5つのモジュールから成っています。
(1) 社会的要請としての倫理(動画29分+ワーク)
   倫理とはー倫理の成り立ちー社会の基礎に倫理
(2) 医療・ケア従事者への社会的要請(動画12分+ワーク)
   臨床の倫理原則は人間尊重・与益・社会的適切さ
(3) 倫理的に適切な選択・行動(動画24分+ワーク)
   倫理的姿勢+適切な状況把握→適切な選択・行動
(4) 本人にとっての最善(動画31分+ワーク)
   人生と生命-QOL-益と害のアセスメント(相応性)
(5) 意思決定プロセス(動画16分+ワーク)
  パターナリズムー説明と同意-情報共有・合意モデル

動画皆一緒人それぞれ

動画QOL

科目2: 臨床倫理 事例検討の進め方
 臨床現場で患者本人および家族に対応しながら医療・ケアを進めていく際に、どのように考え、対応を選択していくかを個別事例毎に検討する力を養います。  臨床倫理プロジェクトが開発した「臨床倫理検討シート」3種の使い方を中心に学修します。5つのモジュールから成っています。
(0) はじめに(動画11分+ワーク)
(1) 事例提示シート(動画21分+ワーク)
(2) 益と害のアセスメントシート(動画8分+ワーク)
(3) カンファレンス用ワークシート(動画30分+ワーク)
(4) モデル事例の検討と事例検討の振り返り(動画25分+ワーク)

☆コース全体(科目1と2)を修了すると、ご希望の方には修了認定のテストを受けていただき、合格すると修了証が発行されます(個人研修の場合)。

Web版ディスクに含まれるその他の内容
配布されるWeb版ディスクには、以上で説明しました臨床倫理ベーシックコースWeb版に加えて、作成中の「臨床倫理インターミディエートコース」のための動画試行版が2点、特別付録として収められています。「社会の諸規範の中の倫理」(44分)と「倫理的ジレンマ」(50分)です。いずれも公開するにはさらに改訂・推敲を加える必要があるものですが、ベーシックコースを受講してくださる皆さまへのサービス(?)として入れておきました。

BC動画教材2

動画 事例検討シート

「臨床倫理ベーシックコース」受講申し込み(個人参加)のご案内
受講資格
 本コースは医療・ケア従事者を対象としておりますが、その他の医療・介護関係者、さらには一般市民の皆さまも臨床倫理について学修するご希望があれば、受講できます。
受講料 3,850円(内消費税350円)/ 送料 210円
 本コースの教材は2025年度までは日本学術振興会の科学研究費補助金により研究成果の社会的還元として作成されていますので、その分は無料です。皆さまの学修に対応するための経費についてご負担いただいています。

受講申し込みから学修開始までの流れ
(1) 下記からお申込みください(右手にQRコードも提示してあります)。
 〔受講申し込みフォームへ〕
・医療機関等の倫理研修に続く「臨床倫理ベーシック特別コース」の申し込みはここではなく、〔こちら〕です.

(2) お申込みいただくと受講受け入れのご案内を差し上げ、受講に関するご連絡と共に、受講料入金のお願い、指定の銀行口座のご案内をいたします。

(3) 入金を確認次第、本コースの内容を収めたDVDディスクをお送りいたします。これにより学修をお始めください。
受講期間については制限はありません。ただ、修了認定のテストと修了証発行については「本ディスクをお届けしてから6ヶ月以内はお受けします」とお考えください。その期間を越えても本コースを続けている限りはお受けできるとは思いますが、保証の限りではありません、ということです。

問い合わせ先 一般社団法人臨床倫理研究所 eラーニング部門
Email: clinical.ethics.jp@gmail.com
(上のメールアドレス中の"@"は全角です。半角に直してお使いください)
法人としての使用をご検討の場合は〔こちら〕をご覧ください

ベーシックコース 進捗状況
申込用QRコード

Web版ディスク 

近日公開予定「臨床倫理インターミディエートコース」
臨床倫理ベーシックコースを修了した上で、より進んだ内容の学修のために、「・・・インターミディエートコース」を企画しています。これまで臨床倫理プロジェクトが臨床倫理セミナーでお勧めしてきたのは、「ベーシックコース」と並んでリピーター向きに「アドバンストコース」を実施することでした。が、アドバンストコースで学修することは相当広範囲に及びますので、「アドバンストコースを修了した」と言えるためには、内容が相当重くなりますので、eラーニングには向かないのです。そこでアドバンストコースで想定される諸科目のうちで、臨床倫理の考え方と実践の中心部分になると言える科目に限定して、比較的簡単に修了できるコースを作ることとしました。
内容的には、ベーシックコースでは割愛したモジュールや、ベーシックコースで学修したことの具体的な問題への応用(ワーク)が中心になります。

インターミディエートコース 動画教材案1 

その他の企画
以上の他、インターミディエートコースと並んで、臨床倫理事例検討を受講者が事例をもって参加し、事例提示シート、益と害のアセスメントシート、カンファレンス用ワークシートを自分で記入することで、事例検討の実力をつけようとする「事例検討実践コース(仮)」、小人数のグループをつくって参加し、講師も参加して事例検討カンファレンスを行う「事例検討カンファレンスコース」などはできるだけ早期に開始するよう努めます。

さらには、上述のアドバンストコースに含めることができるような様々なトピック、また、臨床倫理ファシリテーターの役割を果たす力をもった修了者を目指すコースなど、皆さまのご希望をうかがいながら、充実させていきたいと考えております。
皆さまのご協力とご参加をお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

インターミディエートコース 動画教材案2

☆関連書籍☆

eラーニング動画と共にお使いください!
eラーニング臨床倫理ベーシックコースは、右の書籍の第7章~12章のエッセンスをベースにしたものです。さらに理解を深めたい、精確に考えたい場合など、同書をご参照ください。