心積りノート考え方・書き方編
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61参考文献1. 清水哲郎、 事前指示を人生の最終段階に関する意思決定プロセスに活かすために,日本老年医学会雑誌, 2015年 52巻3号(224-232), (本冊子 p61) 会田薫子, 超高齢社会のエンドオブライフ ・ ケアの動向―フレイルとエンドオブライフ ・ ケア, Geriatric Medicine, 2015年 53巻1号(73-76), (p24-25、 p61) 会田薫子, 老衰のエンドオブライフ・ケアに必要な「医療とケアの倫理」 ― 「適切な医学的判断」と「人生の物語り」のある終末期ケアのために、『訪問看護と介護』、医学書院、2015年 第20巻第10号(839-845), (p60) 清水哲郎 ・ 会田薫子, 『 高齢者ケアと人工栄養を考える―本人・ 家族のための意思決定プロセスノート』 ,医学と看護社, 2013年 (p43、 p61) 清水哲郎監修、 会田薫子編集, 大賀由花 ・ 斎藤 凡 ・三浦靖彦他著『 高齢者ケアと人工栄養を考える―本人・ 家族のための意思決定プロセスノート』 , 医学と看護社, 2013年(p47、 P61) John E Morley et al: Frailty Consensus: A Call to Action. J Am Med Dir Assoc. 2013;14(6):392-397  (p24-25, p60) Rockwood et al: A global clinical measure of fitness and frailty in elderly people. CMAJ 2005; 173:489-495(p24-25) 秋山弘子, 長寿時代の科学と社会の構想, 『科学』岩波書店, 20102. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 本冊子は、研究開発プロジェクト《高齢者ケアにおける意思決定を支える文化の創成》*(プロジェクトリーダー 清水哲郎)の研究成果物です。* 同プロジェクトは次の研究開発プログラムの下で活動した研究開発プロジェクトの一つです。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 社会技術開発センター(RISTEX)研究開発領域「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」 (領域総括 秋山弘子)本冊子は、これをベースに、科学研究費基盤A「臨床倫理検討システムの哲学的見直しと臨床現場・教育現場における展開」(2015~2018 研究代表 清水)の研究として改訂を行ったものです。本冊子は、 1990 年代から継続的になされてきた臨床倫理プロジェクトの思想と諸研究成果に基づくものです(本冊子P10~17、 下記参考文献1)。 加えて、 同プロジェクトは、 本人と家族の治療 ・ ケアの選択を支援する《意思決定プロセスノート》 を、 高齢者の人工的水分 ・ 栄養補給の導入および透析療法の導入をめぐって研究開発し、 既に刊行しています(文献3, 4)。 これらは、 現在治療 ・ ケアの導入をめぐる選択をしなければならない本人・ 家族のサポートを念頭においたものです。 これに対して、 本冊子は、 将来選択をしなければならない状況が起きる可能性があるさまざまな治療 ・ ケアについて、 予め心積りするプロセスの支援をするものです。ことに高齢期には 「老いが進む」 につれて、 最善の治療も変ります。 この点を 「フレイル」に関する最近の研究成果を参照しつつ意思決定支援に役立てようとした点に特徴があります(本冊子P23-26、参考文献2)。今回の改訂に際しては、本プロジェクト・メンバーの会田薫子が中心になって「フレイル」とその尺度およびそれを意思決定支援にどう組み込むか関して見直しをおこない、その結果を含め、清水が全体の改訂を行いました。高齢者ご本人、 ご家族、 ケアに当たられる医療 ・ 介護従事者の皆さまのご感想 ・ ご意見をいただき、 さらによりよいものとしていきたいと思っています。皆さまには、 ご協力いただきたく、 どうぞよろしくお願いいたします。本冊子の成り立ち

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